乗り気じゃないのに、上司・先輩からの誘いを断れない人って本当に多いですよね。
僕も過去はそうでした。
回りの人間関係を気にするばっかりに、自分の大切な時間やお金、体力を無駄にしていました。
金曜の16時過ぎに上司から、
「おう!西村、今日このあと◯◯(先輩)と飲みに行くから来なさい。」って言われて、
即「嫌だな〜…。(めんどくさい)」という感情が沸き起こってきても、
「あ、はい、分かりました。」と返してしまう。
で、居酒屋「花の舞」に連れて行かれたと思ったら、上司の「愚痴の舞」でその日は終了。
しかも支払いは割り勘。なんで嫌な時間にお金を払わないといけないんだ…。
自分の成長につながる有意義な飲み会なら行くべきですが、行く前から「また今日も意味のない飲み会か。」とわかっていたら、それは即断るべきです。
この記事では、どうやって上司や先輩との関係を崩さず誘いを断るか、その考え方やノウハウを紹介します。
目次
人の誘いを断れない心理
人からの誘いを断れない人の心理は、ずばりこう。
- 「相手を不快にしたくない。」
- 「良い人だと思われたい。」
- 「人間関係を崩したくない。」
人の気持ちを尊重することは大事だけど、過度なお人好しは損します。
こういう心理に陥る根底には、「嫌われたくない。」という深層心理が働いています。
まず、そもそもなんで好かれないといけないのか?と考える必要がある。
その会社や仕事が好きで、出世することを狙っているなら、積極的に上司や先輩との勤務時間外の付き合いもすれば良いと思う。
もし、そうじゃないなら、僕なら良い感じで切り抜けます。
ちょっと身勝手で冷たいイメージ持つかもしれないけど、長期的に考えて自分の成長や幸せにつながらないです。
飲み会で説教されて悪酔いして帰るのと、定時で帰って新しいスキルを身につける勉強や副業に時間を当てたり、会社外の人との関係に時間を費やしたほうがよっぽど感性も磨かれるし、生き抜く力が身につくと思います。
今の20代~30代って、ほぼ年金もらえない確定だし、退職金制度も廃止している会社も多い。
だから、自分で稼ぐスキルを磨く時間を1日30分でも1時間でも作ったほうが良いと思うんですよね。
ぼ〜っと生きて40歳、50歳、60歳ってなったときに、果たして安定した余裕のある人生が送れているのか疑問です。
最近、コンビニで60代のおじさんが深夜バイトしていたりするのを見て、本当に切なくなるし、危機感を感じています。
将来のことを真剣に考えたら、会社の飲み会にしぶしぶ行くっていう選択肢は必然的になくなるんじゃないですかね。
人に好かれる事は素敵なことだし、嬉しいけど、「嫌われたくない。」っていう過度な恐怖心は捨てるべきです。
誘いを断る理由・文章
誘いを断れない人は、とにかく「断り文句」をいくつも用意しておいて下さい。
1つじゃだめです。何回も断れるようにレパートリーをいくつも作っておきましょう(笑)
誘われたその場で断り文句を考えていると「え、あ、う〜ん。」と、あからさまに予定ないけど行きたくない感が伝わってしまいます。
断り文句をあらかじめ用意しておく
断り文句のレパートリーを用意する参考にしてください⇣
【断り文句事例】
- 「この前の健康診断で医者から酒は控えるように言われているので。」
- 「最近、ちょっと胃の調子が悪くて。」
- 「母が腰を痛めていて、帰って看病とご飯作らないといけないんです。」
- 「◯◯のために、節約しているんです。」
- 「帰ったら家業の手伝いしないといけないんです。」
- 「嫁からのお小遣いが少ない上に、今日は早く帰ってこいって言われいるんです。」
- 「今日このあと歯医者なんです。虫歯なのでしばらくお酒は飲めません。」
- 「腰の調子が悪くてこのあと整骨院なんですよ。」
- 「今日は先約がありまして。」
- 「最近肌荒れがひどいのでお酒を控えています。」
- 「この後資格の学校に行って勉強なんです。」
- 「(資格の)試験が近いので。」
今ざっと考えただけでも12個の断り文句が作れました。
自分のライフスタイルや人間関係などから、どんな予定を作り出せるか想像してみて下さい。
結構出てくると思います。
断り文句を用意しておけば、誘われてもおどおどすることなく、きっぱりと断ることができますね!
開き直ってきっぱり断る
「嘘はバレるし、断る言い訳を考えるのも嫌だ。」という人は、理由なくきっぱり断っても良いんじゃないでしょうか。
自分が思っている以上に、相手は断られても傷付きませんし、何とも思っていない事がほとんどです。
「あ、今日約束あるんで。」の一言で済ませても問題ないと思います。
関係を崩したくない場合
逆に、誘いを断って相手を傷つけたくないと強く思う方は、うまく断る方法を身に付けましょう。
相手が気持ちよく断られるためには「正当な理由」「感謝の気持ち」「代案」の3つのポイントを意識してください。
「正当な理由」は、飲み会に行きたい気持ちを押し出しつつ、それ以上に優先しないといけない理由です。
家庭の事情でも良いですし、体調を理由にしても良いですが、飲み会に行きたいという気持ちを添えましょう。
「感謝の気持ち」は、別に言葉に出さなくても良いですが、誘ってもらったときに「嬉しそうな表情や態度」を取ることです。それだけで、相手は自分に好意があることを感じ取り、嬉しくなるでしょう。
そして最後には「代案」を添えるとよりGOODです。その人と絶対に飲みに行きたくないと思う場合は不要ですが、3ヶ月に1回程度なら良いかなと思うなら、「来月、◯◯っていうお店行きましょうよ!」と代案を出すと関係は崩れずに済みますよね。
ちょっと、面倒ですけど、会社の人間関係って働きやすさに直結するので、こういう人間関係スキルは知っておいて損はないと思いますよ。
誘いを断る上級テクニック
相手の誘いを、関係を崩さずに良い感じで断る上級テクニックを紹介しましょう。
まず、「このあと飲みに行くか!」と誘われたら「良いですね!行きましょう!」と即答でOKの返答をしましょう。
この時点で、相手は自分の誘いに即答で回答してくれて気持ちが良いですよね。
そして、この後に「あ、すいません。そういえば今日このあと歯医者の予定入ってました。。虫歯治療の。」などと、それっぽい理由を付けて行けない事を伝えます。
相手からしてみれば、とりあえず即答でOKをもらっているので、飲み会自体は行きたいけど、どうしても行けない理由があるその心意が伝わります。
小賢しい断る手法ですが、相手との関係を良好に保ちつつうまく断る方法でもあるので、自分のキャラに合いそうな方法であればやってみてください。(成功の保証はありませんが。笑)
おまけ:男性からのデートの誘いを断る方法
男性からの誘いを断れない女性もいると思いますので、おまけでちょっと書いておこうかと。
断れない女性って「良い友達でいたいから断りたくない。」「傷つけたくない。」という理由があると思います。
たんにあなたの事を女性の友達として誘ってくる男性もいると思いますが、誘われ方によって好意があると分かると思います。
そういう場合ははっきり「二人はちょっと緊張するから他の人も誘いませんか?」と言ってみて下さい。
遠回しに、「あなたは恋愛対象ではありません。」と伝えることができます。
少し試してみたいならデートしてみても良いと思います。で、告白されたらちゃんときっぱり断ることが大事です。
曖昧な返答だと男性は「いけるかも。」と勘違いして、さらにアタックしてくると思います。
男女関係に曖昧なコミュニケーションは避けたほうが良いと思います。
誘いを断って関係が崩れたら
会社での人間関係とか、友人関係でも、誘いを断って関係が崩れるなら、その人とは付き合うべきではないと思います。
自分の誘いが受け入れられなくて怒る人って、自分のことしか考えていない人ですから、その人と付き合っていても楽しい人間関係の未来は待っていないと思います。
ちょっと冷たい考え方しれないですが、場合によってはきっぱりと割り切る人間関係もあると思います。
まとめ
人間関係に正解ってないから、断り方ってすごく難しいですよね。
でも、「断る事は悪いことじゃない」という事を常に念頭においておくと良いと思います。
人それぞれ「気分」や「事情」や「予定」があります。
誘いに乗り気じゃないなら、予定が無くたって断っていいんです。
断る理由をたくさん用意しておくことで、うまく切り抜けられる事も多いです。
是非この記事の情報を参考にしてくださいね。
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