完璧主義って疲れませんか?
僕は、もうクタクタです。
20代前半の頃は特にひどくて、
- 本棚がキレイに整っていないとイライラする
- 身の回りの事が完璧にできていないと目の前の事が集中できない
- 完璧を求めるばかり、仕事が進まない
とか、日常生活に支障が出るくらいの完璧主義でした。
何しろ完璧主義って、考えてばかりで動けなくなるから、自信を失いがち。
理想と現実のギャップがどんどん開いていく。
人間関係でも、ちょっと注意されたり、否定されたりすると、ひどく落ち込んだりします。
他人から見たら大したことじゃないのに、本当にどうでも良いことでクヨクヨしたりもします。
ある時を境に、僕は完璧主義が嫌になったので、良い感じでテキトウになりました。
今でも完璧主義的な、思考や行動をしそうになるけど、「あ、これは悪いクセだ。」って気づいてコントロールしています。
完璧主義で苦しんでいる人とか、才能があるのに完璧主義で開花できない人、たくさんいると思う。
この記事では、僕の経験とかも出しつつ、完璧主義とどう向き合っていくかまとめていこうと思う。
目次
完璧主義はとにかく疲れる(泣)
完璧主義ってとにかく疲れます。
他人の目線を強く気にするから、自分を取り繕ったりして、本当の自分を見失いがち。
完璧主義の良いところもあるけど、うまく活かしていかないと、結構生きづらいって思います。
まず、完璧主義の人特徴からまとめていきます。
完璧主義の特徴
まず、完璧主義者と言われる人の特徴を書いていこうと思います。
当てはまる項目が多いとより完璧主義の意識が強いです。
他人の目線が気になる
完璧主義者は、他人の目線を気にしすぎることが多いです。
だから、自分らしく行動できない事が多く、それがまたストレスになって自信を失います。
物事の結果を大事にしますが、それよりも他人から嫌われないか気にするばっかりに、力を思いっきり発揮できないこともあります。
100点じゃないと気が済まない
常に自分が思う100点じゃないと気が済まない性格を持っています。
部屋がいつもきちんと掃除・整理整頓されていないと気になったり、自分が思う理想の人間関係から外れるとひどく気にしたり、傷ついたりします。
白と黒のどっちか!しかの思考しかなく、中間のグレーで物事を考えるのが苦手なので、柔軟な対応ができない事があります。
失敗したくない
失敗したくない意識を強く持っています。
人間は失敗をして、学び、成長する動物です。仕事でもミスをするから、「次はこういう点に気をつけよう!」と改善策が出てきます。
しかし、仕事でミスをすると、一時的に先輩や上司から怒られます。
完璧主義の人は、この叱られることへの恐怖が強いんです。
だから、思いっきり仕事に打ち込めなかったり、慎重になりすぎて仕事が進まないという自体に陥るんですね。
人間はロボットじゃないので、失敗をたくさんして成長していく動物なんだということを心底自分に言い聞かせる必要があると思います。
自分が大好き
完璧主義者は、自分が大好きです。
頑張っている自分が好きなので、物事の結果よりも、頑張っている自分に酔うことを好む人もいます。
自己愛が強いがゆえに、他人から怒られたり、嫌われたりするとひどく落ち込んだり、憤慨したりします。
先延ばしにしがち
何でも完璧にこなしたいと思うがゆえに、物事を先延ばしにする癖があります。
例えば、ブログ記事を書くときなら「1記事を一気に完璧に書きたい!」と思うから、しっかり時間が取れるときしか書かないんです。
でも、電車に乗っているときとか、人を待っているときなどにもスマホで記事って書けますよね?
完璧主義者はこれができない人が多いんです。
スキマ時間でコツコツ書いていれば、気づいたら3000文字の記事書けてた!なんて普通です。
僕も昔はこういう性格でしたが、頑張ってテキトウになれたので、柔軟に仕事ができるようになれたと思います。
時間の使い方もうまくなったので、倍速で仕事ができるようになれました。
完璧主義の仕事への影響
完璧主義だと、複数の仕事を「同時多発的」に進めることが苦手だと思います。
複数一気に進めるってことは、1つの仕事をしているときに、もう1つの仕事を一旦「放置」しないといけない時があるってことです。
完璧主義者は、1つの仕事の進捗を常に把握しておきたいと思うので、放置するっていうことが気持ち悪いっていうか、不安というか、そういうところがあります。
人によっては病的にまで不安を感じる人もいて、何度も何度も仕事の進捗を確認する人もいます。
でも、複数同時に仕事ができないと効率が悪いことが多いですよね?
複数同時に、時には他者に仕事を任せて他力を使ってガンガン進めていくことも必要です。
これが出来たら、ものすごいスピードで仕事ができるようになります。
サラリーマンだとそこまで支障はないと思いますが、独立してフリーランス・経営者になったらこの能力は必須です。
僕も、複数同時進行は不安に感じる時もありますが、
「とりあえずガンガン進めちゃえ!で、問題が起こったらその時に迅速に対応しよう。」
というスタンスで仕事するように心をコントロールしてます。
完璧主義の原因
完璧主義の原因は「遺伝だ!」っていう人もいれば、「育った環境だ!」っていう人もいて様々ですよね。
医学的な事は分からないですけど、僕が思う完璧主義の原因は、育った環境が圧倒的に影響していると思います。
完璧主義の人の性格って「自意識過剰」「責任感強い」「理想が高い」「失敗したくない」「自己愛が強い」みたいなタイプが多いです。
これって、小さい時に親から受けた教育が作り出していると思います。
例えば、子供の時にテストの点数悪くて、親から必要以上に怒られることで、極端なことを言えば「100点じゃないと怒られる」「100点以外は失敗だ」みたいな思い込みが作られると思います。
あと、自己愛が強い人って、小さい頃に「親の愛が欠落」している人が多いみたいです。
愛が足りないから、それを埋めようとするので、勉強とかを一生懸命頑張って、親を振り向かせようとする。
それが、大人になると、過剰な自己愛になって、社会に出て上司に叱られると、自尊心を一気に失い、下手したらうつ病になる。
こういう性格って、なかなか治すのは難しいと思うけど、自分でうまくコントロールしていかれると思う。
僕も普段から、完璧主義的な思考や行動をしていたら自分で自分を注意するし(心の中でですよ?笑)、回りの人がすごく気になる時があるけど、そういう時も目の前のことに集中できるように意識コントロールしています。
完璧主義は病気?汗
完璧主義が病気かもしれないと感じる人もいると思います。
手順やルール通りにしか行動できない、何度も手を洗ったり、鍵を締めたか不安になるなどの「強迫性障害」も完璧主義と間違えられることがあります。
とにかく無意味な行動を繰り返す特徴があるみたいです。
生活に悪影響が出るような症状なら、精神科などを受診するべきだと思います。
認知行動療法とか、薬もありますので、お医者さんを頼りましょう。
完璧主義の治し方
完璧主義は、自分1人で改善できます。
僕も、治すことはできませんが、コントロールできるようになりました。
完璧主義は性格なので完全に治すことはできませんが、うまくコントロールして活かすことができますので、治そうとするのではなく、コントロールする方法を身につけると良いです。
ここから、完璧主義をコントロールするいくつかの方法を紹介します。
マインドフルネス
マインドフルネスとは、ただ目の前のことに一点集中することです。
完璧主義は、複数全てのことを完璧にやり遂げようと考えるばかり、意識が散漫になりがち。
だから、全てのことが結果的に、中途半端になって、精神的にも不安定になりやすいです。
これを改善するには、「ただ目の前のことに一点集中する」ことです。
他のことが気になるのをぐっとこらえて、目の前の仕事や勉強に意識的に一点集中してみてください。
きっと、ものすごいスピードで物事が進み、快感を覚えると思います。
完璧主義の人は、基本的に能力が高いです。
だから、一点集中して本気でやると、とんでもない能力を発揮するんですね。
すると、自信も結果もついてくるので是非、マインドフルネスを実践してみて下さい。
加点方式に切り替える
完璧主義の人は、とにかく「減点方式」です。
あれが出来なかった、これが出来ていないと、不足していることに目を向けがちです。
でも、それ以上に「出来ている」こともあることに気づかないといけません。
1日の終わりに、出来ていないことに不満を抱えて自分を責めるのではなく、出来ていることに満足して、自分を褒めてあげましょう。
そうすれば、明日頑張るエネルギーが湧いてきます。
「ま、どうでもいいか!」精神
完璧主義の人は、本当に細かいことにもいちいち過敏に反応します。
例えば、駅で知らないおじさんに肩をぶつけられて舌打ちされたことを忘れずに考えていたりします。
「なんであんなことするんだろう。」「何か嫌なことがあって八つ当たりしているのかな。最低だ。」なんて、もう一生会わないであろう、どうしようもないおじさんのことに時間とエネルギーを持っていかれてしまうんです。
こういうどうでも良いことがあったら、「ま、どうでもいいか!」とさらっと受け流すメンタル訓練をするようにしてください。
慣れてくると普通にできるようになります。小さく声に出して「ま、いっか!」と言うだけでも、本当にどうでも良いと思えるようになるので、大切なことに時間とエネルギーを使えるようになりますよ。
時間制限を設ける
完璧主義は、完璧を求めるがゆえに、いつまでも最善の策を考えようとします。
しかし、物事には完璧はありません。「とりあえず、これでやってみよう。」という感じで、ある程度考えて、計画を練ったら行動に移すことが大事です。
その計画を立てる時間に制限時間を設けることで、不必要な悩む時間を割くことができます。
完璧なんて存在しない
物事には、完璧は存在しません。
「よし!これで完璧だ!」と思っても、他者から意見をもらったら改善の余地が沢山出てきたりします。
何が言いたいのかっていうと、物事に完璧を求めていると「いつまで経っても終わりません。」
だから、「一旦終わらせること」を意識してください。
終わらせれば、広い視野でその物事を見れるようになり、また改善点が見えてきます。
ブログ記事だって、サイト制作だって、最初は満足したデザインや設計だったとしても、運営を続けていくと、改善ポイントなんて腐るほど出てくるんです。
カッコいい言葉で表現すると、「PDCAを回せ」っていうことです。
プランを練って、行動して、チェックして、改善点を見つけてまたアクションを起こす。これの繰り返しで物事の結果はどんどん洗練されていきます。
完璧主義は武器にもなる
ここまで、完璧主義を改善する話しをしてきましたけど、完璧主義は大きな武器になります。
完璧主義の人ほど、意識が高くエネルギーに溢れた人はいません。
頑張り抜くメンタルを元々持っているので、完璧主義的な意識をコントロールして、うまく活用していけば、完璧主義はメリットにしかなりません。
完璧主義だからといって悲観することなく、自分だけの武器としてうまく活用していきましょう!
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